本日のBitStarResearchでは、2022年上半期IPRランキングの発表がありましたので、IPR事業責任者の大山さんにお話を伺います。

原田：初めての方もいらっしゃると思うので、最初にIPRとは何か簡単にご説明をお願いします。

大山：IPRは「YouTube」「Instagram」「TikTok」を中心に約50万人のインフルエンサーデータを保有している弊社のデータベースから作られたサービスです。
マーケターの皆さんがインフルエンサーの分析を中心にご活用いただけるサービスです。

原田：ありがとうございます。
今回は、そのデータに基づいて発表されたインフルエンサーパワーランキングについてご説明していただきます。

大山：今回の2022年上半期ランキングは大きく5つ発表させていただきました。

ー①チャンネル総再生数ランキング

1つ目がチャンネル総再生数ランキングです。上半期に各クリエイターの動画が何回再生されたかをまとめております。2021年の上半期と比べるとShorts動画を中心に投稿しているクリエイターが増えています。TOP10のうち7クリエイターはShorts動画を中心に投稿されてるクリエイターとなりました。
1位の「ISSEI/いっせい」さんは32億回の再生数で、2位の「M2DK.マツダ家の日常」さんに10億回ほど差をつけるかなり顕著な結果となりました。

ー②動画再生数ランキング

2つ目は、2022年上半期の動画再生数ランキングです。こちらはShorts動画を除いた各動画の再生数ランキングとなっており、TOP10のうち5つミュージックビデオがランクインしました。
この傾向は昨年から続いておりまして、ミュージックビデオや企業のTVCMもYouTube上で再生数を伸ばしています。

ー③新規開設チャンネルランキング

3つ目は、新規開設チャンネルランキングです。上半期に開設されたチャンネルのランキングとなります。
1月〜3月期にランクインしたクリエイターもおりますが、そこに加わって「壱百満天原サロメ」さんや「KoboKanaeruCh.hololive-ID」さん、VTuberの新規チャンネルも台頭してきています。

ー④タイアップ動画ランキング

4つ目は、タイアップ動画ランキングです。上半期に公開された企業のタイアップ動画の再生数ランキングとなっています。
今年の1月～3月のランキングと比べても、上半期の顔ぶれがあまり変わらない状態になりました。
これは各動画の再生が4月〜6月についても引き続き伸びているということと、企業が継続的にタイアップ案件を実施されているというのが傾向として見えてきています。

ー⑤上半期のShorts動画ランキング

最後に上半期のShorts動画ランキングです。冒頭にお話をさせていただいたチャンネル総再生数ランキングにも紐づくのですが、「ISSEI/いっせい」さんの動画がTOP10のうち7つ入る結果となりました。
1位の動画については、2億回を超える勢いで現在も動画が伸びています。
今後もShorts動画については、注目のコンテンツになっていくかと思います。

ー2022年上半期ランキングの特徴

原田：ぜひ今回の上半期の特徴もお伺いしたいんですが、Shorts動画の勢いがますます増えてきたと思います。
この「チャンネルランキング」「動画ランキング」などを含めてどういった傾向があるかお伺いしてもよいでしょうか？
大山：そうですね。Shorts動画については、海外のファンの皆さんのコメントがすごく目立っています。

ー今後のIPR

大山：今後IPRは言語解析に力を入れていこうと考えております。Shorts動画ランキングに入っているTOP20のクリエイターくらいまでは、ほとんどが海外のファンの方のコメントになっています。
今後はこのコメントの言語を深く解析をすることによって、より地域性などにフォーカスできると考えています。

原田：言語を解析することで視聴者がどういった属性なのかなど、そういったデータまでも企業様・マーケターの皆様にお届けしていけるようにIPRもアップデートするんですね。
やはりタイアップの動画ランキングの顔ぶれがあまり変わっていない結果から、企業のマーケターの皆さんは、定常的にYouTuberとのタイアップやShorts動画のタイアップをご注目いただいたり、お使いいただいてると思いますので、ぜひこういった言語解析などを含むデータをご活用いただければと思います。

ーIPRを使用する方法

原田：IPRを使うにはどのようにしたらいいのか教えてください。
大山：IPR（インフルエンサーパワーランキング）は公式のホームページもございますので、そちらからご登録をいただければ、一定期間全ての機能を無料でお使いいただくことが可能となっております。
現在の「YouTube」「Instagram」に加えて、「TikTok」も新しく実装しておりますのでぜひお使いいただき、インフルエンサーを調べたり、分析することにトライしていただければと思います。

原田：ありがとうございます。

IPRのURLはこちらとなっておりますので、ぜひ皆様ご活用いただければと思います。

原田：それでは本日は大山さんありがとうございました。

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