背景
安全衛生保護具の総合メーカー、ミドリ安全株式会社。「安全・健康・快適職場への奉仕」をポリシーとし、常に現場の声と向き合いながら、様々な「安全」を追求する安全のプロフェッショナル企業です。
同社はToB向けのマーケティング施策や営業活動を中心としていますが、今回はエンドユーザーに目を向けてCreatorsTVを中心としたYouTubeの活用に踏み切りました。
CreatorsTV実施にいたった背景やその活用手法をミドリ安全株式会社営業統括本部F&H部 担当部長 久保様、同 次長 市原様、フットウエア統括部 営業部 商品企画グループ 吉成様にお話を伺いました。
実施動画
CreatorsTV:【ミドリ安全】滑りにくい作業靴で飲食バイト体験【ここも】
※CreatorsTVとは
インフルエンサーが企業の情報を取材する動画メディアCreatorsTV。
企画/キャスティング/撮影編集/広告運用のすべてがそろったインフルエンサー動画制作のオールインワンパッケージです。
訴求商品
高反発ミッドソールハイグリップスニーカー NHF-001:https://ec.midori-anzen.com/shop/g/g21250889/
外食・サービス業向けのフットウェア。油や水回りでも滑りにくい靴底とカフェ向きのお洒落なデザイン、立ち仕事でも疲れにくい快適な履き心地がポイント。
まずはこれまでどのような広告施策を行ってきたか教えてください
弊社全体の広告施策としては新商品が出るタイミング、特にイノベーティブな商品が発売されたタイミングでTVCMを実施しています。
CreatorsTVで動画化したハイグリップ(靴)や手袋は業界専門誌に広告を打つなど、BtoBの販売支援策を行なってきました。(久保様)
なぜToC施策をはじめようと思ったか教えてください
ハイグリップシリーズは比較的に認知が広がっており、大手の外食チェーン店などにはほとんど導入いただいています。
一方、導入が進んでいない企業は、”この靴を履いて欲しいのだけど、よければ個人で買ってね”とアルバイトの方に任せているお店が多いです。
それに対して、どうPRしたり買ってもらうのかというのが現在のテーマの1つでした。(久保様)
また、従業員やアルバイトの意見に耳を傾けて作業靴の選定をされる企業が増えてきたという点もToC強化の大きな理由です。(吉成様)
なぜCreatorsTVを実施しようと思ったか教えてください
いま一番注目されている”YouTube”などのソーシャルメディアを通じて「購入する方にもう少し認知度をあげるにはどうしたらいいか」と考えているところに、ちょうどBitStarから提案があり、実施を決めました。
以前に自社で性能解説動画を作成したのですが、今度は「実際お仕事で使われている人の目線で紹介する」といった、”第三者目線”がある動画コンテンツを作りたいと思いました。(久保様)
YouTubeは他のソーシャルメディアと比べて、自社サイトへのリンクも設定でき、半永久的にコンテンツが残るのもいいところです。
また、自社のオウンドチャンネルでは言い切りにくい表現もCreatorsTVだと伝えやすいところも魅力的でした。
例えば今回ここもさんが動画内で言ってくれた「滑れない!」のような驚きや感動を表す表現です。
このような実際に着用された方の感想は自社では表現できなかったので、非常に印象に残りました。
法人営業では数値など商品のスペックが重要となりますが、それだけだと着用するユーザーに対しては響かず理解してもらえません。
そういう部分をYouTubeやCreatorsTVを通して、表現してもらいたいと思ったのです。
(吉成様)
今回の施策でよかったことを教えてください
今回はハイグリップをカフェなどおしゃれな飲食店に導入してもらえるようにCreatorsTVを実施しました。
実際にカフェチェーン店の従業員やアルバイトの方に今回の動画を見てもらい、「どういう性能なの?」というテキストだけではわかりにくいところを見せ、採用にも繋げることができました。(市原様)
もともとハイグリップは有名飲食チェーン、特に油を使うようなお店で多く利用いただいていました。今回のハイグリップの新商品NHF-001はカフェチェーンに向けたオシャレなものです。
カフェチェーンではそこまで床が滑りやすいという意識は持たれていなかったのですが、今回の施策によりそのような企業に提案するハードルが低くなりました。
導入を検討する部署の方に向けて、企業目線ではなく、カフェチェーン店で働かれている方目線で、わかりやすい表現をしてもらったことがよかったのです。(久保様)
メールの署名にCreatorsTVの動画URLをいれて営業に活用している社員もいると聞いています。お客様からも「動画の情報がないか?」と言われることが増えているので、CreatorsTVの動画をフル活用出来ています。(市原様)
展示会でもCreatorsTVの動画を活用いただいたと伺いました
東京ビッグサイトで開かれている展示会に毎年出展しています。今回はここもさんが出演したCreatorsTVの動画を二次活用いたしました。
展示会では営業担当がすぐに近づくとブースに入りづらいと思われることもよくあるので、動画を流すのはいいアイディアでした。
訪れた企業の方から動画を見て「この人社員の方?」と聞かれたり、同業他社の方も見入ってくれました(笑)
また、お客様にちょうど説明しているタイミングでここもさんが「滑ろうと思っても滑れない!」と動画で言ってくれてとても説明がしやすかったです。
ハイグリップの体験コーナーも用意していたので相乗効果を感じました。(久保様)
CreatorsTVやYouTuber施策を行う前後で変わったことはありますか
BtoBが中心の企業のため、当初はYouTubeに対して「費用をかけてやっても、どうやって法人営業に結びつくのか?」といった拒絶反応がありました。
でも、”リアルな現場で、ちゃんと作業ができる人が商品を使った動画”ができて、動画を見た営業の方から「自分も勉強になった」という話もあったり、お客様への紹介、営業活動にもとても活用することができました。
ToC向けの施策だと思っていましたが、結果的に社員教育にもつながったのです。(吉成様)
これからやっていきたい施策はありますか?
ここもさんを出演させた動画シリーズは、第2、第3とやっていきたいと思っています。ホテル編、レストラン編など、色々なところで展開できればと思っています。(市原様)
当社にとって食品工場も重要なお客様です。食品工場ですと、昨今は外国の方も増えているため、多国籍の字幕をつけたわかりやすい動画が活用できるのではと思っています。
最後に改めてCreatorsTVの良いポイントを教えてください
今までも製品プロモーションなど多くの動画を作成してきましたが30秒ほどの動画を撮影するのに、多くのエネルギーと人数と、時間を要していました。
一方、CreatorsTVではクリエイターやYoutuberの方が伝えてくれるためスピーディーに撮影することが出来ました。
加えて、YouTubeでの展開だけでなく、展示会やオフラインでの営業活動など動画をフル活用することが出来ました。
スピードと動画活用の幅広さがポイントだと思います!(久保様)
みなさまありがとうございました!